Concept

建物を残すことと、小さな営みを育てること。

長く使われてきた建物が取り壊され、新しい建物と建て替わっていくことは、珍しいことではありません。
一方で、大きな資本による均質的な店舗が増えるなか、
その街らしさをつくってきた小さな商いや個人の営みは、続けていくことが難しくなっています。

千年共店は、住宅地の中に約40年間社員寮として使われていた建物を再活用したプロジェクトです。
通常であれば、取り壊され、土地は小さく分割され、新しい住宅へと姿を変えていたかもしれません。
既存の建物が抱える時間の味わいを活かしながら、経済的な持続性を成り立たせること。
同時に、個人や小さな事業者が、大きな負担を抱えずに活動を始められること。
そして、そこで生まれる様々な営みが、街と関わりながら、新しい景色となっていくこと。

そんなことを目指しながら、
このプロジェクトは始まりました。



街の日常の中へ

2階・3階と、グランドレベルの1階カフェ。


2階・3階には、サロン・アトリエ・オフィスとして、アーティストやシステムエンジニア、クラフト作家、セラピストなど、さまざまな仕事や表現をする人々が活動しています。

1階の直営カフェは地域に開かれ、上階で活動する人たちと街をつなぐ役割を担っています。

誰かの「こだわり」と出会う場所

さまざまなJOINのカタチ。

1階カフェ店内には、シェア棚や展示の場を設け、上階利用者だけでなく、地域内外で活動する作家や作り手が、自分の活動や商品、表現を街にひらき、反応を確かめられる場になっています。
さらにワークショップやイベント企画、マルシェへの参加、メニュー提供、レシピ提供など、関わり方もさまざま。

メニューの共創

街の作り手たちが、重なる味。

ぶんぱんのパン、toi-toi-toiのあんこ、Ammyのバスクチーズケーキ、レシピ提供から生まれたプリンやパスタ、マイタイのランチキット、今古今のブレンドティー、いわしやの和漢方ブレンド……。

カフェのメニューには、地域のスイーツ、パン、惣菜のつくり手や、スパイス・茶葉・ハーブのブレンダー、農園など、さまざまな作り手が関わっています。

そこで生まれる一皿や飲み物、食そのものも、この場所をかたちづくる大切な要素。ひとつのメニューをきっかけに、その先の作り手や街へとつながっていくことを願っています。



住宅リフォーム7

街の拠点と繋がるイベント

点がつながり、面となる。


地域の店舗や施設、人と協働しながら、せせらぐマーケットや本棚イベントなど、街を舞台にした企画に参加しています。

それぞれの個性を楽しみながら、街に点在する拠点がつながり、

街全体でひとつの景色をつくっていくことを目指して。